高く売れる
可能性がある切手
封書、はがきの状態のまま
残っている使用済み切手
もちろん、世の中にある使用済み切手の大半は残念ながら、ただの「使った切手」ですが、それなりのコレクターさんがお集めになられた使用済み切手はよっぽど未使用より値打ちのあるものがほとん どです。特に封筒ごと残っている、いわゆる「エンタイア」は人気が高いものになります。
封筒、ハガキごと残っている「エンタイア」
消印の状態が重要です
ちゃんと読めるか読めないか
どんな消印が珍しいのかを説明するのは難しいことですが、まずは消印が読めないと話になりません。
つまり、消印の読めない使用済み切手のほとんどはコレクションの対象にはならず、どんなに古いものでもほとんど売れないのが実情です。逆に、消印が綺麗な形で残っているものは、思わぬ値打ちも のかもしれません。
これぐらい綺麗に読めれば値打ちものになるかも?
何かに特化した
コレクションは強い
満月印(可読印)にこだわったコレクション
特定の地域、局にこだわったコレクション(写真は御影局)
外国切手の中では
中国切手だけが一人勝ち
あの有名な「赤猿」も発売当初は50円位で売られていましたので、意外なお宝がお宅にあるかもしれません。
文化大革命の頃の切手
その他1950年代~1980年頃の切手(使用済も可)
切手の価値
~よくある勘違い
古いというだけで
価値が高まることはない
「30年前に集めていたもの」と「30年間集め続けたもの」とでは雲泥の差があります。安いものは何年経っても安いので、明治時代のものでも安いものは何年経っても値打ちは上がりません。
一方、近年のものでも目利きのコレクターさんが一生懸命お集めになられたものは、現役のコレクターさんにも響くものがあり、人気になるものが多いです。つまり、古いからということだけで価値がある、ということにはならないのです。また、残念ながら、40年や50年は「古い」とは見なされません。
残念ながら戦後の記念切手は
それほど価値がありません
日本の記念切手、昭和30年頃以降のものは、プレミアのつかないものがほとんどです。
「記念と名のつくものに珍品なし」とよく言います。かならずしもすべてにあてはまる訳ではありませんが、一般的に「記念」と名のつくもの、 記念切手、記念硬貨、記念切符というのは意外と発行枚数の多いものが多く、記念とは名ばかりで評価の低いものが多いです。中には例外もありますので、お問い合わせください。
数百枚は「少量」です
どんな分野のコレクターでも基本的に量と質は比例します。コレクターのいう「大量」とは一部屋まるまる切手、というような一般的には思わず引いてしまうような量のことで、このような場合、かならず良いものを持っていると言っても過言ではありません。
一方、手で運べる量のコレクション=数百枚は「少量」という感覚です。
こちらの場合、残念ながら金額的に高いものがある確率はかなり低くなります。
中華民国の文字の入った
切手は台湾切手
ほとんどの中国切手には「中華人民郵政」もしくは「中国人民郵政」の文字が入っています。「中華民国」とあるのは台湾切手になりますので、間違いやすいものになります。
中国切手の古いものに、いわゆる「旧中国切手」というものがあります。孫文の図柄になっているものが多いですが、これも一部のものを除いて、当時大量に日本に持ち込まれたものになり、評価的には低いものがほとんどです(写真)
切手関連の書籍、資料も
ご相談ください。
日本切手カタログの古いもの、代表的専門誌である「郵趣」の古いものは、たくさんあるのでほとんど売れませんが、専門的なカタログ、書籍等は同人誌でも人気がございますので、安易に処分する前にご相談くださいませ。