神保町の使用済み切手・未使用切手買取販売店

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  • 営業時間 9時30分~18時 定休日 月曜日、第一土曜日
鑑定人と切手
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切手の柚子堂
鑑定人紹介

冨田 信太郎
子供のころより切手をはじめ、メンコ、カード類、ビー玉、ピコタン、スーパーカー消しゴム、鉄道写真、切符、時刻表、日本酒のキャップ、映画のチラシ等々 片っ端から集めていた40年ずっとコレクション馬鹿。
特に切手への熱い思いはかなりのものと自負しています。
証券畑で約20年過ごし、最後は大手米系証券に所属するも、退社時には貯金が全くなく、あるのは切手を中心とした膨大なコレクションだけだったという逸話もあります。
自宅の一角からスタートした切手の柚子堂は、2013年に神保町へ移転。
今はコレクショングッズを扱う「柚子堂葛籠屋」も同じビルで営業しています。
この街に切手屋、コイン屋、カード屋などコレクターのお店が集積する“コレクターのデパート”をつくりたいと目論んでいます。

柚子堂鑑定人に
インタビュー

最初に切手収集に目覚めたのはいつ頃からなのですか?きっかけがあったのでしょうか?
最初に切手を集め始めたのは小学校1年生の頃、たまたま手に入れた5円切手に子供ながらに萌えを感じたところからです。当然ささやかなお小遣いから購入するので、最初はとにかく安いものばかりでしたね。紙付きの使用済みを買ってきて水剥がししていました。
1回だけ親に1枚500円の切手を2枚買って貰いました。切手のイベントでの購入だったのですが、子供らしからぬ渋いものを買ったので、切手商に褒めてもらった思い出があります(笑)
流行っていましたね。切手収集。
そうですね。当時は結構男の子は切手を集めていたので交換したりして。歩いて20分位のところにあった切手屋さんや、切手カタログに載ってる広告の通信販売などでもっぱら購入していました。 僕の場合は、質というより、量を求めていたと思います。基本的に日本の普通切手の使用済みを安い物だけ片っ端から集めるというような。
これは今の店作りにも影響していると思いますよ。
「萌え」を感じるというのはどんな部分に惹かれるんでしょうね。
それはもう日本の使用済み切手の「満月印」ですよね。
もちろん増えていくこと自体に非常に喜びを感じるわけですが、家の中のスペースを侵食していくので、家族の目は冷ややかですよ(笑)
自慢のコレクションは?
現在は店主として基本的には自分の収集は我慢して、買いに来られるお客様にお譲りしておりますが、あまり他の方がお集めにならないもの、例えば、子供の頃住んでいた兵庫県の『御影』の消印や自分の名前の『冨田』の消印等をこっそり集めてます。
  • 『冨田』消印のコレクション

  • 『御影』消印のコレクション

以前は証券会社にお勤めだったとお聞きしましたが。
はい、元々はバリバリの証券マンでした。ゴールドマンサックスにいて億単位でお金を動かしたりしていたんですが、今は何十円という単位になったという・・・。証券界を離れたのはその時の流れですが、退職後はすぐにこの仕事を始めました。
毎日大好きな切手に囲まれるお仕事になったわけですが、ご苦労や楽しさについて何かありますか?
大好きな切手の囲まれて、毎日切手を触る喜びはありますが、一方で、査定に追われて大変なことになっている夢を見るようになりました。
おかげ様でメールやお電話、ご来店などで1日10件位はお問い合わせいただきますし、査定の量になると多いときはダンボールで10個とか20個とかという感じで、これが毎日なので。
今までに出会った買取で、冨田さんも驚くようなケースというのはどんなものがありましたか?
自分も40年以上切手を集めていますが、それ以上長いキャリアの方もたくさんいらっしゃいます。
1部屋全部切手位では驚かなくなりましたが、1つの分野をとことんこだわって量が沢山あるとやはり圧倒されます。
ハガキで50,000枚とか、自分で押した消印が10年分とかですね。とにかく労力が伝わってくるコレクションには常に敬服を感じます。
運営していく中で、切手蒐集家の鑑定人としてこれだけはというこだわり、譲れないことなどはありますか?
今まで、他店では対応不可能だったアイテムを多数当店にてお救いしております。
また、買取価格のコンペでもほとんど負けたことはございません。
自分もコレクターなので、ただ買い取るだけではなく、そのコレクションをお集めになった方のお気持ちなども理解できると思います。日々ストックを増加・整理しておりますので、圧倒的物量のあるお 店作りを目指して、これからも頑張りたいと思います。
コレクターゆえの悩みなどはありますか?
業者になってしまったので、コレクターでありながら基本的には自分の収集を我慢しないといけないのが若干の悩みではあります。
でも、自分では購入しなくても買い取った切手を整理仕分けしていく時は、やっぱり自分が好きな分野から手を付けてしまいますね(笑)
コレクターさんたちに一言お願いします。
コレクターさんと同じ目線でお店造りをしていると思いますので、ぜひお時間をたっぷりつくってお越しいただければ楽しんでいただけると思います。是非是非皆さまのお越しをお待ちしております!

(インタビュー協力 城内貴子)